マドリード

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マドリード

マドリードはスペインの首都であり、イベリア半島の経済の中心地の1つで、マドリード州の州都、マドリード県の県都でもあります。。

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マドリードの周辺地図

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マドリードとは

Madrid

Bandera de Madrid.svg   Escudo de Madrid.svg

Flag of the Community of Madrid.svg マドリード州
マドリード県
面積 607km²
標高 655m
人口 3,232,463人(2008年)
人口密度 5,325人/km²
住民の呼称 madrileño/-a
Madrid, Spain location.png
北緯40度24分55秒 西経03度42分38秒 / 北緯40.41528度 西経3.71056度 / 40.41528; -3.71056

マドリードMadrid)は、スペインの首都。

スペインの行政の中心地(首都)であり、イベリア半島の経済の中心地の1つである。また、マドリード州の州都でもあり、マドリード県(マドリード州の唯一の県)の県都でもある。

人口は約313万人で、マドリード首都圏(Madrid Metropolitan Area)の人口は580万人に上る。EUの都市では、ロンドン、ベルリンに次いで人口が多い。また、欧州の首都の中では最も標高が高い。

スペイン中央部のメセタ地帯のマンサナーレス川沿いに広がる。近郊にはモストレス、アルカラ・デ・エナーレス、ヘタフェなどの都市があり、マドリード首都圏を形成している。

2010年、アメリカの外交専門誌フォーリンポリシーにより、マドリードは世界第17位のグローバル都市に選ばれている[1]。欧州ではロンドン、パリ、ブリュッセル、ベルリンに次ぐ第5位である。

目次

  • 1 名称
  • 2 歴史
    • 2.1 中世
    • 2.2 ルネッサンス期
    • 2.3 近代
    • 2.4 20世紀
    • 2.5 21世紀
  • 3 観光
  • 4 気候
  • 5 経済
  • 6 交通
    • 6.1 航空
    • 6.2 鉄道
  • 7 教育
  • 8 スポーツ
    • 8.1 サッカー
    • 8.2 バスケットボール
    • 8.3 その他
  • 9 姉妹都市
  • 10 脚注
  • 11 外部リンク

名称

スペイン語では、Madrid の語末の「d」はほとんど発音されず、「マドリー[maˈðɾi] (太字はアクセント)となるのが通常である。また、マドリード首都圏の発音では、語末の「d」を無声の[θ]で発音するので、「マドリース」 [maˈðɾiθ]となる。その他、「マドリーズ」[maˈðɾið]と発音する人もいる。なお、スペイン語に長母音はなく、カナ表記の長音符はアクセントのある母音がやや長くなっていることを示しているにすぎない。

一方、英語等の発音から「マドリッド」ともいう。漢字による当て字は馬徳里

歴史

マドリード王宮
レティーロ公園の外にあるアルカラ門。商人が日曜の市のためにマドリードに入るのに使われた。
シベーレス広場にそびえるマドリード中央郵便局

中世

マドリードの地には先史時代から人間が住んでいた。古代ローマ時代にはコンプルトゥム(現在のアルカラ・デ・エナレス)の司教管区に属していた。マドリードが最初に歴史の記録に残されたのは、9世紀に後ウマイヤ朝のムハンマド1世が現在の王宮の位置に、小さな宮殿の建設を命じたときである。この宮殿のそばには小さな要塞が建てられた。近くのマンサナーレス川はアラビア語で「アル・マジュリート」(المجريط、「水の源」の意)と呼ばれ、そこからこの地は「マジェリト」と呼ばれるようになり、現在の「マドリード」となった。

1085年に要塞はトレドに向かう途上のアルフォンソ6世に征服され、モスクは教会に建て替えられた。1329年、フェルナンド4世に助言するための最初の議会(Cortes Generales)がこの都市で開かれた。セファルディム(ユダヤ教徒)やイスラム教徒もここに住み続けたが、15世紀の終わりに追放された。エンリケ3世の時代には、都市は大火のあとに再建され、王は城壁外のエル・パルドに住んだ。

ルネッサンス期

カスティーリャ王国(首都トレド)とアラゴン王国(首都サラゴサ)が連合したのち、16世紀にカルロス1世の元でスペイン王国としての融合が進んだ。1561年にフェリペ2世が宮廷をマドリードに移した。王の公式な宣言はなかったものの、宮廷の位置が事実上の首都となった。1601年から1606年の短期間、フェリペ3世が宮廷をバリャドリッドに移したが、スペインの黄金時代にマドリードは新大陸から流入する富によって栄えた。

近代

18世紀にフェリペ5世は、ヨーロッパの首都としてふさわしいようにマドリード王宮を含む新しい宮殿の建設を行ったが、マドリードが近代的な都市となったのは、カルロス3世の代であった。マドリードの歴史の中でもっとも人気のあるカルロス3世は「最良の市長であり王」と呼ばれた。

カルロス4世が即位すると、マドリードは反乱を起こした。1808年、息子のフェルナンド7世に率いられたアランフエスの蜂起のあと、カルロス4世は退位し、5月にナポレオンの部隊がマドリードに入城した。5月2日、マドリード市民はフランス軍に対して反乱を起こしたが、鎮圧された。1814年にフェルナンド7世が王位に復帰したが、19世紀の間は自由主義派と保守派の争いが続いた(カルリスタ戦争)。

20世紀

スペイン内戦(1936年 - 1939年)では、マドリード市内は戦場となった。マドリードは人民戦線政府の拠点だったが、1936年11月、西の郊外でマドリードを奪取しようとするフランコ軍によって戦闘が繰り広げられた。マドリードは3年の間包囲されたのち降伏した。マドリードは初めて民間人を標的とした航空爆撃を受けた都市となった(Siege of Madrid (1936-39)を参照)。

フランコの独裁時代の間、マドリードの南は工業化され、多くの移民が地方から流れ込んだ。マドリードの南東沿いにスラムが形成されたが、文化的・政治的な活動の舞台ともなった。フランコの死後、フアン・カルロス1世の下で民主化が進み、マドリードはイベリア半島の経済的な中心としての地位を固めた。

21世紀

2004年3月11日、マドリード市内の3つの駅で列車爆破テロが発生し、200人以上が死亡した。この事件は3日後の総選挙に大きな影響を与えた。

マドリードは2012年のオリンピックの開催地として立候補したが敗れた。2016年のオリンピックの開催地にも立候補していた。

観光

マヨール広場
プエルタ・デル・ソル

マドリード市はスペインで最も人気のある観光地の一つであり、名所が多い。

観光地
  • マヨール広場
  • 王宮(Royal Palace de Madrid)
  • オリエンテ広場
  • プラド美術館(Museo del Prado)
  • レティーロ公園(Parque del Buen Retiro)
    • 列車爆破事件の犠牲者を追悼する故人の森(Bosque del Recuerdo)がある。
  • ティッセン・ボルネミッサ美術館(Museo Thyssen-Bornemisza)
  • ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía) - ピカソの『ゲルニカ』が展示されている。
  • スペイン広場(Plaza de España)
  • ラス・ベンタス闘牛場
繁華街・歓楽街
  • プエルタ・デル・ソル : 中心部
  • グラン・ビア(Gran Vía): ショッピング街
  • セラーノ通り : 高級ブティック街
  • プラサ・デル・アンヘル(Plaza del Angel)~ プラサ・デ・サンタ・アナ(Plaza de Santa Ana): 飲み屋街

気候

ケッペンの気候区分では、地中海性気候のCsaとなる。

マドリードの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) 10
(50)
12
(54)
16
(61)
18
(64)
21
(70)
27
(81)
31
(88)
31
(88)
26
(79)
19
(66)
13
(55)
10
(50)
20
(68)
日平均気温 °C (°F) 7
(45)
7
(45)
11
(52)
12
(54)
15
(59)
22
(72)
25
(77)
24
(75)
21
(70)
15
(59)
9
(48)
7
(45)
13
(55)
平均最低気温 °C (°F) 3
(37)
4
(39)
6
(43)
7
(45)
11
(52)
15
(59)
18
(64)
18
(64)
15
(59)
10
(50)
6
(43)
4
(39)
9
(48)
降水量 cm (inches) 4
(1.6)
4
(1.6)
3
(1.2)
5
(2)
5
(2)
3
(1.2)
2
(0.8)
1
(0.4)
3
(1.2)
5
(2)
6
(2.4)
6
(2.4)
47
(18.5)
出典: WMO {{{accessdate1}}}

経済

CTBA

マドリードの2008年における都市GDPは2300億ドルであり、世界第26位である[2]。欧州ではロンドン、パリ、モスクワに次ぐ第4位。

2010年、新華社とダウ・ジョーンズが発表した国際金融センターランキングにおいて、世界第32位に選ばれており、欧州では第15位、スペインでは第1位である[3]

AZCA(アスカ)
高層ビルが立ち並ぶビジネス街。サッカースタジアムと新しい政府庁舎(ヌエボス・ミニステリオス)の近く。空港からは地下鉄が直結している。トーレ・ピカソ(157m)、トーレ・エウロパ(121m)、トーレ・BBVA(107m)などのビルがある。トーレ・ウィンドソル(106m)は、2005年に火事に合い取り壊された。
CTBA(クアトロ・トーレス・ビジネス・エリア)
Cuatro Torres Business Area(4つのタワーのビジネスエリア)の略。2008年に工事が全て完了し、現在は再開発によって高層ビルが立ち並ぶビジネス街である。チャマルティン駅の西に位置し、以前この場所にはレアル・マドリードの施設があった。トーレ・エスパシオ(236m)、トーレ・デ・クリスタル(249.5m)、トーレ・カハ・マドリッド(250m)、トーレ・サシヤ・バリェエルモソ(236m)の4つの高層ビルがそびえ立つ。

交通

航空

マドリード・バラハス国際空港が市内の北東12kmの位置にあり、地下鉄で結ばれている。ヨーロッパや南北アメリカ各国からの便が就航しているが、現在日本からの直行便はない。

ターミナルは4つ(T1, T2, T3, T4)あり、行先によって使い分けられている。地下鉄にはT2(第二ターミナル)とT4(第四ターミナル)で乗ることができる。2006年12月30日には、テロによる爆破でT4の駐車場の一部が破壊された。

鉄道

マドリード地下鉄

レンフェ(スペイン国鉄)の主な駅としては、南部にアトーチャ駅、北部にチャマルティン駅がある。全部で9路線あり、通勤通学のための近郊列車セルカニアスのほか、アンダルシア州のセビリアやマラガ、カタルーニャ州のバルセロナ、カスティーリャ・イ・レオン州のバリャドリッド、同じマドリード県にある古都トレドを結ぶ高速鉄道AVEが通じている。長距離路線が多く、駅のターミナルは、さながら空港のようである。荷物検査もあり、鉄道を利用する場合は、余裕を持って行動しなければならない。

市内と郊外にはマドリード地下鉄が縦横に走っている。マドリード地下鉄には13の路線と295の駅があり、総延長は280km以上に及ぶ。[4]市内をほぼ網羅しており、市民、また観光客の足として活躍している。地下鉄当局によれば、一日に250万人、2009年には延べ約6.5億人が利用している。[5]乗車券は2010年現在で、マドリード市内は一律1ユーロ、一日乗り放題券は5.2ユーロ。市バスと共通で利用出来る10回分の回数券は9ユーロである。また、空港を出入りする際には、別途1ユーロの空港使用券が必要。[6]

地下鉄網の発展は目覚しく、2007年春には、南北の新市街地を中心に大規模な拡張工事が行われた。新設されたライトレールの3路線を含め、新しく敷設される約81kmに79個もの駅が開業した。またこの一環で、バラハス空港第4ターミナルへの地下鉄乗り入れが実現している。

教育

マドリード・コンプルテンセ大学はスペインでもっとも大きく、伝統のある国立大学である。1499年にアルカラ・デ・エナーレスで創立されたが、その起源は1293年にさかのぼる。1836年にマドリードに移設され、1927年に現在の位置に移された。スペイン内戦でこの大学の地区は戦場となった。

スポーツ

サッカー

レアル・マドリードの本拠地、サンティアゴ・ベルナベウ
  • レアル・マドリード(Real Madrid CF) - 本拠地サンティアゴ・ベルナベウ
  • アトレティコ・マドリード(Club Atlético de Madrid, S.A.D.) - 本拠地ビセンテ・カルデロン
  • ヘタフェCF(Getafe CF)
  • ラジョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano de Madrid, S.A.D)

レアル・マドリード、およびアトレティコ・マドリードは、FCバルセロナと共に屈指の名門クラブである。

バスケットボール

  • CBエストゥディアンテス(CB Estudiantes)
  • レアル・マドリード・バロンセスト(Real Madrid Baloncesto) - サッカー同様、屈指の名門クラブである。

その他

  • マドリード・マスターズ - テニストーナメント
  • マドリード・アリーナ - 屋内競技場(バスケットボール、テニス)
  • 2012年オリンピック開催地に立候補したもののロンドンに敗れた。引き続き2016年夏季オリンピックの開催地に立候補したがリオデジャネイロに敗れた。
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ - 自転車ロードレース。例外がない限りゴール地に選ばれる。

姉妹都市

マドリードは37の都市と姉妹都市関係を結んでいる。

  • パラグアイの旗 アスンシオン、パラグアイ
  • ドイツの旗 ベルリン、ドイツ
  • コロンビアの旗 ボゴタ、コロンビア
  • ハンガリーの旗 ブダペスト、ハンガリー
  • アルゼンチンの旗 ブエノスアイレス、アルゼンチン
  • ベルギーの旗 ブリュッセル、ベルギー
  • フランスの旗 ボルドー、フランス
  • ベネズエラの旗 カラカス、ベネズエラ
  • グアテマラの旗 グアテマラ市、グアテマラ
  • キューバの旗 ハバナ、キューバ
  • ボリビアの旗 ラパス、ボリビア
  • ペルーの旗 リマ、ペルー
  • ポルトガルの旗 リスボン、ポルトガル
  • ニカラグアの旗 マナグア、ニカラグア
  • フィリピンの旗 マニラ、フィリピン
  • メキシコの旗 メキシコ市、メキシコ
  • ウルグアイの旗 モンテビデオ、ウルグアイ
  • ロシアの旗 モスクワ、ロシア
  • モーリタニアの旗 ヌアクショット、モーリタニア
  • アメリカ合衆国の旗 ニューヨーク、アメリカ合衆国
  • パナマの旗 パナマ市、パナマ
  • フランスの旗 パリ、フランス
  • 中華人民共和国の旗 北京、中国
  • チェコの旗 プラハ、チェコ
  • エクアドルの旗 キト、エクアドル
  • モロッコの旗 ラバト、モロッコ
  • ブラジルの旗 リオデジャネイロ、ブラジル
  • イタリアの旗 ローマ、イタリア
  • コスタリカの旗 サンホセ、コスタリカ
  • プエルトリコの旗 サンフアン、プエルトリコ
  • エルサルバドルの旗 サンサルバドル、エルサルバドル
  • チリの旗 サンティアゴ・デ・チレ、チリ
  • ドミニカ共和国の旗 サントドミンゴ、ドミニカ共和国
  • ブルガリアの旗 ソフィア、ブルガリア
  • ホンジュラスの旗 テグシガルパ、ホンジュラス
  • ポーランドの旗 ワルシャワ、ポーランド
  • セルビアの旗 ベオグラード、セルビア

脚注

  1. ^ THE GLOBAL CITIES INDEX 2010
  2. ^ プライスウォーターハウスクーパースによる都市のGDP
  3. ^ International Financial Centers Development Index
  4. ^ http://www.metromadrid.es/en/conocenos/index.html
  5. ^ http://www.metromadrid.es/en/conocenos/infraestructuras/red/index.html
  6. ^ マドリード交通情報 料金表一覧 (英語)

外部リンク

ウィキメディア・コモンズ
公式
  • マドリード市公式サイト (スペイン語)(英語)
日本政府
  • 在スペイン日本国大使館 (日本語)
観光
  • マドリード - ウィキトラベル
  • Esmadrid (日本語)
  • マドリード州観光局 - マドリード (日本語)
  • スペイン政府観光局 - マドリード (日本語)
その他
  • Madrid 2016 - 2016年オリンピック招致委員会 (スペイン語)



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